「100円でポテトチップスは買えますが、ポテトチップスで100円は買えません。あしからず」というユニークなフレーズが人気を博した1977年のカルビーポテトチップスのCMで芸能界デビューを果たし、その後NHKの朝ドラ『心はいつもラムネ色』でヒロインを演じるなど、70～80年代にかけて大人気女優として活躍していた藤谷美和子さん。
今も歌い継がれるデュエットの名曲『愛が生まれた日』でCDデビューをし、132万枚以上を越えるミリオンセラーを記録するなど様々な分野で活躍していた藤谷美和子さんですが、その間に映画出演を途中で降板したり、失踪騒動を起こしたりしていて『元祖・プッツン女優』としても知られています。
なんと、皇居に単身で突撃して警察沙汰になったことも…？
数々の“奇行”やおかしな言動があった藤谷美和子さんは、どうやら“精神病”だったという噂があるそうです。
今回は、藤谷美和子さんの奇行エピソードについて、そして当時ワイドショーを賑わせた皇居突撃騒動や、最近の様子などについてまとめてみました。
もくじ
奇行の理由は精神病だった？藤谷美和子プロフィール
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本名 岡村美和子
生年月日 1963年3月10日（59歳）
出生地 東京都北区
職業 女優、歌手
ジャンル 映画、テレビドラマ
活動期間 1975年 – 2006年
配偶者 岡村俊一（2005年 -）
1977年にカルビーポテトチップスのCMで芸能界入り。
その後、女優として数々のテレビドラマに出演し、1984年にはヒロイン役で出演したNHK連続テレビ小説『心はいつもラムネ色』で平均視聴率40.2％となる大ヒットを飛ばし藤谷美和子さんの代表作になりました。
1994年には、テレビドラマ『そのうち結婚する君へ』でドラマ初主演を果たし、挿入歌『愛が生まれた日』（大内義昭さんとのデュエット）でCDデビュー。132万枚以上を越えるミリオンセラーとなり、日本レコード大賞の優秀作品賞のほか数々の賞を獲得、第45回NHK紅白歌合戦にも出演しました。
女優としても日本アカデミー賞やブルーリボン賞など、大きな賞を複数受賞しており、実績も実力も素晴らしい藤谷美和子さんでしたが…
『元祖・プッツン女優』と言われる所以、不可思議な言動が目立っていたようです。
精神病？藤谷美和子の不可思議な行動エピソード…
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不可思議な言動が注目され始めたのは1986年頃。
藤谷美和子さんは山田洋次監督の松竹映画の大作「キネマの天地」でヒロインに大抜擢されました。しかし、製作発表記者会見で大勢の業界人を面前にして、「眠いの、眠い。疲れちゃって…」とわがまま発言を連発。会見場の空気を凍り付かせたそう。
撮影が始まってからは、セリフを全く覚えてこなかったり、遅刻してくることもしばしば。共演者からクレームも続出し、結果、撮影開始後しばらくして降板が決定。
続いて、テレビドラマ「日曜劇場 週末物語」も撮影に入った後わずか３日で降板。
さらにその後、映画「道」は無事に撮影を終えてあとは公開だけというところまでこぎ着けたものの、映画公開の舞台挨拶の舞台上で突如泣き出すという“事件”もあったそう。
そしてその舞台挨拶の３日後には藤谷美和子さんは自宅マンションから自ら救急車を呼び、緊急入院する騒動を起こし、自殺未遂か？という報道も流れました。
後日、自宅マンション前で待ち構えていた記者の直撃取材に対しては「キャハハハ、私、撮られちゃってます？ キャハハハ」とおどけるだけで何も答えなかったといいます。
この騒動後、藤谷美和子さんは所属事務所との契約を解除。早稲田大学を受験（不合格）したり、突如アメリカへ留学したりと、不思議な行動を繰り返していたそうです。
藤谷美和子は警視庁テロ対策リストの監視対象者だった…！精神病による妄想で皇室に突撃！？
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特に大きかった事件を起こしたのは2003年6月26日午後３時ごろ。
藤谷美和子さんは突如、皇居坂下門にタクシーで乗り付け、当時警戒中だった警察官に開門を要求しました。
当然ながら開けてもらえるはずもないのですが、藤谷美和子さんは警察官に「紀宮さまは私の妹。お会いしてお手紙を渡したいのです」と詰め寄ったのだそう。
途中からは御所の担当者へ電話を掛けて直談判するも「あなたは失礼です。私は手紙を持ってきたのだから、早く紀宮さまと会える時間を決めて下さい」と押し問答に。その後、警視庁丸の内署員にいさめられ、午後４時ごろ帰ったそうです。
「紀宮さま」とは、この１年後に東京都職員・黒田慶樹氏と結婚して話題となる、紀宮清子内親王（現・黒田清子さん）のこと。
もちろん、藤谷美和子さんと紀宮さまの間には何の血縁関係もありません。
関係者によると、藤谷美和子さんは普段から紀宮さまに似ていると言われることが多いことから皇室に親近感を覚え、「最近、ご公務でお疲れじゃないですかという内容のファンレターを出そうとした」とのこと。“私の妹”発言については、「自分が本当の姉のような気持ちで元気付ける手紙を書いたのにという思いから、言葉足らずになってしまった」と語ったそう。
この騒動をきっかけに、警視庁の「テロ対策リスト」に監視対象者として挙げられ、皇室関連イベントなどテロが予想される行事が行われる際には所在確認などの監視が現在も行われているそう。
この騒動の後、表舞台から姿を消した藤谷美和子さんでしたが、2005年に演出家の岡村俊一さんと結婚。その際にも「結婚しないと離婚できないでしょ？」という謎の発言でまたも世間を驚かせました。
精神病で徘徊生活？更年期のせい？藤谷美和子謎行動の真相は…
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結婚後すぐに離婚を希望する発言をしていた藤谷美和子さんですが、現時点でも離婚はしていないよう。
2003年の皇居突撃以降、大きな事件や騒動も報道されていません。
世間に藤谷美和子さんの姿が報道されたのは、2012年4月に発売された雑誌『Friday』でした。内容はなんと、神奈川県の小田原を毎朝徘徊しているというスクープ。
複数の周辺住民の証言によると、数年前から毎朝決まって朝の5時半に小田原駅のロータリーに出現して、野良猫に水を撒いたり、両手にゴミ袋を持ち、毎日同じコースをぐるぐると回っているというのです。
関係者の間では、藤谷美和子さんが尋常でないことは、以前から噂になっていたそう。
しかし、夫である岡村俊一さんが週刊誌やテレビに直接連絡し、精神疾患を患う藤谷の病状を説明し、この問題を取り上げることはやめてほしいとお願いして回ったという話もあり、報道関係者の間では「藤谷美和子の話題はNG」と判断されていたのだとか。
フライデーの記事が出た後には、岡村俊一さんは「彼女は更年期障害だ」と発言しています。それによって心身に不調をきたしているとし、精神病の噂は否定する形をとりました。
しかし、昔から不思議系女優として様々な言動をしてきた藤谷美和子さんですので、元々精神病を患っていたところにさらに更年期障害を抱えてしまった可能性も考えられますよね…。
藤谷美和子の現在は？精神病の噂は否定？
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演技に定評のあった藤谷美和子さんの芸能界復帰を望む声は多くあるようですが、藤谷美和子さん本人はスポーツ紙のインタビューでの復帰意思があるかという質問に対して「自分をメディアに出さないようにと書いてある紙が出回っているから出られない。女優としては昔のような作品には出たいけど、今は出たいと思う作品がない。印税が自分にちゃんと入って納得できる作品なら出たいです。今は女優よりもデザインや建築、映像関係の仕事がしたい。」と答えています。この受け答えにも少し不思議なものを感じますが…とりあえず、芸能界復帰の可能性は低いようです。
2012年にフライデーに撮られた以降は、藤谷美和子さんの近況情報は出ていません。
精神病だった？藤谷美和子に対する世間の声
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復帰を望むファンの声が多く見られました。
藤谷美和子は精神病？皇居突撃で「紀宮さまは私の妹」発言…テロ対策リストの監視対象者にも！？まとめ
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華やかな芸能界で活躍してきた藤谷美和子さん。当時、日本はバブル景気だったこともあり、きっと今以上にギラギラした世界だったことでしょう。様々なストレスが藤谷美和子さんを襲ったのかもしれません。2022年現在の藤谷美和子さんの近況は知るすべはありませんでしたが、更年期障害も落ち着いたころでしょうか？現在59歳、いつの日かまた復帰できる可能性もゼロではありません。心待ちにして見守っていきたいですね。
