スピリチュアルやオラクルカードに造詣の深い方々は、恐らくドリーン・バーチューの名前を一度は耳にしたことがあるでしょう。
彼女はスピリチュアル界において非常に有名で、長年にわたって活動し続け、エンジェルナンバーの第一人者としても知られています。
驚きのニュースとして、彼女が2017年にスピリチュアルの世界からキリスト教への改宗を果たしたと話題となりました。
以下では、ドリーン・バーチューの生い立ちや活動、キリスト教への改宗の理由などを紹介します。
【ドリーン・バーチューとは】
ドリーン・バーチューは、エンジェルナンバーの創始者であり、スピリチュアル界で非常に有名な人物です。彼女は占いに使用されるエンジェルオラクルカードシリーズの著者であり、またカウンセリング心理学博士としても知られています。透視能力者としても名高く、「エンジェル・レディ」として50以上の著書とオラクルカードの制作に携わり、その分野の第一人者となりました。
現在は信仰上の理由から活動を制限していますが、彼女が過去に執筆した多くの名作は今も多くの人々の心の支えとなっています。そして2017年、彼女のスピリチュアルの世界からキリスト教への改宗が話題となりました。ここでは、ドリーン・バーチューの生い立ちや活動、キリスト教への改宗の理由などをご紹介します。
【ドリーン・バーチューの経歴】
ドリーン・バーチューは、メタフィジシャン(形而上学者)の家系に生まれました。形而上学とは、自然界を超越する存在や形を持たないものを指し、具体的には人の心や精神を表現するものです。
彼女は大学で心理学を学び、心理カウンセラーとなりました。精神科やアルコール・ドラッグの依存症問題を扱う外来センターなどで、心理的な問題を抱える女性たちを支援する活動を行いました。その多様な経歴からも注目を浴びました。
天使からのメッセージを受け取る。1995年の出来事。ヘイハウスとの関係
ドリーン・バーチューは、生まれつき透視能力を持っています。幼少期から他の人には見えない存在と話すこともあったようですが、そのためにからかわれることもありました。
彼女は辛い経験をした後、自身の透視能力を封印し、天使たちの声を無視する道を選びました。しかし、1995年に彼女の人生に転機が訪れます。
ある日、彼女は天使の声として「車が盗まれる」というメッセージを受け取りました。通常通りの日常生活を送っていた彼女は、その声を無視して外出してしまいました。しかし、まもなくして彼女の周りに危険が迫っていることに気付きます。駐車場に車を停めた彼女に二人の武装した男が近づいてきたのです。まだ状況に気づいていなかった彼女に対し、男性の大きな声が突如として響き渡り、「助けを求めて大声で叫びなさい!」と告げました。彼女は直感に従い、必死に叫びました。
その声を聞きつけた人々のおかげで、車の強盗犯は逃げ去り、彼女は命を守ることができました。天使たちは彼女を見捨てることはありませんでした。この出来事をきっかけに、彼女の透視能力は回復し、天使の導きの声を活かすために「エンジェル・セラピー」を創始し、スピリチュアル界での活動を開始することになりました。
彼女はヘイハウスという出版社との関係を持ち、エスター・ヒックスやアラン・コーエンなど多くのベストセラー作家を輩出しました。ヘイハウスの後援を受けて、彼女は世界中で天使からのメッセージを人々に伝える活動を展開しました。彼女はヘイハウス社のラジオ番組やアメリカの国民的番組にゲストとしても出演し、メディアでも多くの成功を収めました。
【ドリーン・バーチューは現在何をしているのか?】
これまで第一線で活躍してきたドリーン・バーチューですが、2017年の引退後は一切表舞台には現れず、ひっそりと暮らしているようです。
そのため、彼女の現在の状況については、一切の情報がシャットアウトされ、現状は不明です。
彼女の現状が分かり次第、当サイトでご紹介したいと思います。
【ドリーン・バーチューの引退理由とは?】
スピリチュアル界の第一人者である彼女が、2017年に衝撃的な発表をしました。
それは、彼女がキリスト教に改宗し、これまでのエンジェルナンバーやエンジェルカード、そして彼女が執筆してきた著書を否定したというものです。
改宗自体は一般的なことですが、エンジェルナンバーの第一人者として多大な影響力を持っていた彼女がキリスト教に改宗し、これまでの活動を一変させたことは多くの人々に衝撃を与えました。
しかし、彼女は天使の存在を否定しているわけではありません。天使は実際に神のメッセージを伝える役割を果たす存在であり、彼女は今でもそれを認めています。
彼女は「私が天使だと思って伝えてきたメッセージは、実は悪魔によるものであり、私は悪魔のメッセージを伝えていた」と公式に述べています。
また、彼女は自身の名前が関わった著書やエンジェルカードの販売停止を出版社に要請しており、公式ウェブサイトでもその呼びかけを行っています。
さらに、サイキック、予知、占星術師、霊媒師など、彼女がこれまで広めてきた全ての要素を「神に対する冒涜」と位置づけ、聖書とイエス・キリストの絶対性を主張しています。
彼女の公式ウェブサイトでは、「天使を呼ぶこと」を教えたことに対しても謝罪の投稿があります。
彼女によれば、もし本当に神が誰かに天使を送りたいと思うのであれば、それは神自身によって達成されるべきであり、「天使を呼ぶこと」は悪魔になりすました存在を呼び寄せる危険な行為であると述べています。
彼女は長年にわたって間違ったことを信じていたとして公式に謝罪しています。
現在、彼女はキリスト教と聖書に深く傾倒し、唯一神はイエス・キリストであるという立場を取っています。
【ドリーン・バーチューが否定するスピリチュアル一覧】
以下では、ドリーン・バーチューが信じることを避けるべきとしている、スピリチュアルな存在を紹介いたします。
宇宙人
エンジェルナンバー
エンジェルカード
オラクルカード
アセンテッドマスター
占星術
チャクラ
クリスタル
カルト
神話
占いと予言
催眠
ユニコーン
ヨガ
レイキ
数秘術
スピリットガイド
【ドリーン・バーチューがスピリチュアルを否定する理由は?】
上記のリストを見ると、ドリーン・バーチューはあたかもスピリチュアルな存在をすべて否定しているかのように思えますが、彼女がそう考える理由には彼女自身の解釈が存在します。以下でその理由を詳しく説明いたします。
神との結びつき
ドリーン・バーチューは、イエスの姿を目にしたことをきっかけに聖書を学び、神の真の姿について深く理解することができました。それまでは彼女は宇宙そのものを神だと考え、星々と対話して導きを求めていたと言われています。
しかし、イエスの存在に確信を持った彼女は、自分の認識に誤りがあったことに気づきます。そして、神の導きがすべてであり、その導きに基づいた行動に転換していったとされています。
未来の予知とコントロールの放棄
キリスト教に改宗してから、ドリーン・バーチューはエンジェルカードやオラクルカードを使って未来を予知することをやめました。それは、未来を予知したりコントロールしようとすることに意味がないというイエスの教えによるものです。
彼女は、祈りもせずにカードをめくってその結果に従うという繰り返しの中毒性に気づき、真の幸福へ至る道ではないと認識しました。
スピリチュアルな影響の懸念
スピリチュアルな世界は、愛や経済的成功、内なる平和を保証していると言われます。それによって私たちは安心感を得ることができます。
しかし、ドリーン・バーチューは、そのような幸福は実際には存在しないことに気づきました。彼女は、安心感を追い求める行動が現実から目を背ける危険性を持っていると警告しています。
彼女の主張によれば、長年信じていた「天使」は実際には「悪魔になりすました存在」であり、自身が悪魔に利用されていたのだと公に謝罪しました。彼女は現在、聖書に傾倒し、唯一の神はキリストであると主張しています。
【霊的な価値観】
以前のドリーン・バーチューは、霊的な存在はすべて善であると信じていました。しかし、イエスとの出会いを通じて彼女は、霊的な存在には悪も存在することを知りました。
実際、アセンテッドマスターと名乗る存在が神からのものではないことを彼女自身が経験したと言われています。この経験をきっかけに、彼女は自身の説が誤りであったことを否定しました。
そして、彼女は霊的な存在を見極め、真に神からのメッセージを伝えてくる存在のみを信じるよう呼びかけています。実際には、悪霊と呼ばれる低い次元に存在するものが神の関与を妨げるために姿を変え、神の使いのふりをすることも多いとされています。
ドリーン・バーチューが透視能力を持っているにもかかわらず騙された経験があることからもわかるように、スピリチュアルな世界においては慎重さが求められます。彼女の主張を受け入れるかどうかは個人の自由ですが、自身の判断力を持ちながら情報を吟味することが重要です。
【ドリーン・バーチューの今後と復帰について】
2017年にキリスト教に改宗し、今までの信念を否定したドリーン・バーチューは、今後もキリスト教の教えを広める活動を続けるでしょう。
彼女のウェブサイトは存続していますが、その内容は以前とは異なり、否定的な内容やキリスト・聖書に関連する内容を発信しています。
おそらく、ドリーン・バーチューが大きな変化を経験しない限り、彼女はキリスト教の信仰を貫くでしょう。
ドリーン・バーチューは、スピリチュアル界で大きな影響力を持つ人物でした。彼女の影響は現在も多岐にわたります。
彼女は「天使」として語られてきた存在が実は「悪魔になりすましたもの」であり、自分自身が騙されていたと主張しています。彼女は過去の誤りを公に謝罪しましたが、その影響力は今でも残っています。
ただし、ドリーン・バーチューが否定したエンジェルナンバーやエンジェルセラピーなど、スピリチュアルな分野で活躍している人々は世界中に多く存在します。
確かに彼女の否定は大きな影響を与えましたが、エンジェルナンバーやタロット、占星術などの概念は既に広く認知され、彼女に依存しなくても独自の道を歩むことができるようになりました。
スピリチュアルな分野全体を考えると、個々の人々が自分自身の人生においてスピリチュアルなメッセージを取り入れる際に、誰が提唱したかよりもメッセージそのものに焦点を当てるべきです。
信じるか信じないかは個人の自由です。エンジェルナンバーやスピリチュアルなことを取り入れるかどうかは、あなた自身の選択です。
当サイトでは、引き続きエンジェルナンバーやスピリチュアルなトピックを取り上げ、紹介していきます。
エンジェルナンバー自体はドリーン・バーチューによって否定されていますが、私たちは依然として「何か見えない力」や「神」の存在を信じています。
エンジェルナンバーや他のスピリチュアルなメッセージは、アドバイスであり、あなた自身が道を選び進むための手助けであると考えています。
最終的な決断は常にあなた自身が下すべきです。自分自身を信じ、自分の人生を自らの手で築いていくことが大切です。
ドリーン・バーチューは一人の人間であり、迷いや間違いもある存在です。彼女の主張を鵜呑みにするのではなく、自身の考えや判断力を持ちながら、スピリチュアルな情報を取捨選択することが重要です。
【まとめ】
ドリーン・バーチューの主張によると、エンジェルナンバー自体は否定されていますが、彼女は「何か見えない力」や「神」の存在を信じています。
彼女は透視能力を持ち、心理学者としての経験を持ちながら、スピリチュアルな活動を長く続けてきました。
しかし、2017年以降、彼女はキリスト教に回心し、これまでの考え方を否定する部分もありますが、それはすべてのスピリチュアルな存在を否定しているわけではありません。
ドリーン・バーチューは、引退後も神の使いである天使の存在を認めており、そのメッセージを伝える活動を続けています。
彼女の主張によれば、スピリチュアルな情報やメッセージはアドバイスであり、人生の答えではないとされています。
私たちは個々の人がドリーン・バーチューの主張を受け入れるか否定するかは自由であり、自身の考えや信念に基づいて判断するべきだということを念頭に置くべきです。
スピリチュアルな分野は個人の信念や捉え方によって異なる解釈が生まれるものであり、あなた自身が自分の人生においてどのようにスピリチュアルな要素を取り入れるかはあなたの自由です。
エンジェルナンバーは、あくまで人生の指針やアドバイスであり、最終的な決断はあなた自身が下すべきです。スピリチュアルな情報を取り入れる際には、自身の軸を持ちながら適切に判断し、バランスを保つことが重要です。