田辺哲男と村田基の関係とは? パターンフィッシング、リール、ロッド、車、時計も紹介!

田辺哲男さんはバス釣り業界のレジェンドとして著名な人物ですが、最近では「タバコのポイ捨て問題」で注目を浴びました。

田辺さんはバス釣り界の重鎮で、バス釣り界のタモリといっても過言ではありません。

さて、この記事では田辺哲男さんがどのような人物であり、どんな釣りをする人なのか、タックルへのこだわりや乗っている車、釣りの時にいつもしている時計なども紹介します!

【田辺哲男のプロフィール】

出身地:神奈川県横浜市
生年月日:1958年7月9日
身長:164cm
出身大学:慶應義塾大学
職業:バスプロ、ルアーブランドノリーズ代表
スポンサー:シマノ、クレハ、マルキュー、ローランス、V6マリンサービス、モーターガイド、富士工業、TALEX、ジールプティクス、宅配のめがねやさん
出演メディア:釣りビジョン(go for it)、BASSFLIX

【トーナメント経歴】

旧JBTA(現JB)ではアングラーオブ・ザ・イヤー1回、優勝7回という輝かしい成績を収めています。

さらに、アメリカのトーナメント(B.A.S.S)においても初めての外国人優勝者となるなど、2005年までプロトーナメントに参戦しました。また、バサーオールスタークラシックでは3度優勝(1987年、1990年、1997年)を果たし、トーナメントでの実績は非常に優れたものです。

【人物、発言】

彼の口癖とも言えるフレーズ「Keep Casting」「Go for it」などは、彼の信条であり、彼の考え方の一部です。彼はパターンフィッシングを日本に広めたパイオニアであり、日本のバスフィッシングの基礎を築いた存在と言っても過言ではありません。

彼はメーカー代表としての地位を築き上げた現在でも、相模湖や津久井湖、亀山湖、高滝湖などに頻繁に姿を現し、精力的にルアーテストなどを行っている姿が印象的です。私自身も何度か彼に遭遇したことがあります。

特に彼は雨の日に好んで釣りをするようで、亀山ダムの「のむらボート」への出没が多いです。彼が「Keep Casting」を実践している姿がうかがえます。

また、現在注目を集めているバスプロの伊藤巧さんは、田辺さんの弟子のような存在です。彼を手厚く指導して育てている様子がうかがえます。

【田辺哲男のタックル】

田辺さんは自身のブランドであるノリーズのロードランナーシリーズのロッドを使用し、リールはスポンサードを受けているシマノのものを統一しています。以下は彼がよく使用するタックルの一例です。

・ロッド:ノリーズ・ロードランナーシリーズ

自らが手がけるブランド「ノリーズ」のロッドをメインに彼は釣りをしています。
おそらく中身はGルーミスの低弾性カーボンのブランクスを使用し、現代のバスロッドにしては異様に重いロッドシリーズですが、キャストのしやすさ、バラシにくさなど、一度使うと手放せなくなる不思議なロッドシリーズです。

ただし、シマノの番組に出演する際には、シマノの「エクスプライドシリーズ」を使っています。

・リール:シマノ(コンケスト・ステラ)

田辺さんはシマノと契約しており、リールは100%シマノ製品を使っています。

中でも田辺さんが「コンケスト」と呼ぶ『カルカッタ・コンクエストシリーズ』を特に溺愛しており、彼が使う殆どのベイトリールはコンクエストです。

また、田辺さんは稀にスピニングタックルを使用しますが、その際はほぼ「ステラ」シリーズを使用しています。
ステラはシマノの最高峰スピニングリールですが、軽さ、巻の軽さでは「ヴァンキッシュ」というリールの方が優れていますが、田辺さんはステラがお好きなようです!

・ルアー:ノリーズ製品

田辺さんが使うルアーは、ほぼ100%自身のルアーブランド「ノリーズ」のアイテムです。
『こういうルアーをこう使いたい』という強いこだわりを持つ田辺さん。
そんな彼が自分の想いを形にしたルアーがノリーズルアーであり、田辺さんがノリーズルアー以外を使う必要自体がないのだと思います。

【田辺哲男のこだわりのアイテム】

・車

田辺さんの愛車は「グランドチェロキーSTR-8」です。彼はバスボートを牽引するため、大型のSUVを選んでいます。

価格はグレードにもよりますが、900万円~1500万円。

大きなバスボートを引いて各地を移動する田辺さんなので、おそらく最高グレードの1500万円クラスのモデルに乗っているのではないでしょうか。

・時計

田辺さんはバス釣りの際にブルガリの「スクーバクロノグラフ」をしているのをよく見かけます。

この時計の定価は70万円弱
防水性の高いダイビングモデルで、バス釣りにもピッタリの1本なようです。

・サングラス

彼が使用している偏光グラスはZeal Optics製で、レンズにはTALEXのものを使用しています。

特に田辺さんはTALEXのイーズグリーンをアクションコパーのレンズを多用しているようです。

【村田基との関係】

田辺さんと村田基さんは20代の頃から親しい関係であり、「ハジメちゃん」「ノリちゃん」と呼び合う仲です。当時は一緒に釣りをする機会も多かったようです。

田辺哲男さんと村田基さんが対談している動画も存在し、その様子から親密さがうかがえます。動画では、池原ダムで釣った人生初のロクマルがネストだったという衝撃的な話も交わされています。

【田辺哲男のタバコポイ捨て問題】

2018年10月下旬、シーガープレミアムチャンネルというYouTube動画内で、田辺さんがタバコを湖面にポイ捨てする場面が映し出され、大きな議論を呼びました。この映像が視聴者からのコメントで発覚し、話題となりました。ただし、後に動画は削除されました。

田辺さんは普段から釣り人のマナーやモラルについて厳しい意見を述べていたため、彼がこのような行動に出たことは業界にとって衝撃でした。しかし、公式声明で以下のような謝罪を行ったことで事態は収束しました。ただし、謝罪内容からは彼が日常的にタバコのポイ捨てを行っていた可能性がうかがえ、非常に残念な印象を与えました。

【田辺哲男の釣りスタイル】

・スピナーベイト

田辺さんはスピナーベイトにこだわりを持っています。彼の名作と言えるクリスタルSは、頻繁に使用されるルアーです。ノリーズではクリスタルSをはじめ、ディーパーレンジ、シャローロール、パワーロール、スーパースローロールなど、他のメーカーよりも幅広いラインナップを提供しています。

彼はスピナーベイトを「強さでやる気のあるバスを引っ張るルアー」と表現し、自身のストロングスタイルに最もマッチすると考えています。

・パターンフィッシング

田辺さんは1980年代にアメリカへ渡り、本場のバスフィッシング理論や技術を学び、日本へ持ち帰りました。彼の口癖とも言えるのが「パターンフィッシング」です。

彼はバスの生態や季節ごとの行動に合わせたルアーセレクトや攻略法に関する知識を持っており、その成果を「バッシングパターンブック」という書籍にまとめています。この本はバスフィッシングの基本を学ぶための貴重な資料であり、釣果につながるヒントが満載です。

・岸釣りはやらない?

田辺さんは陸っぱりを否定しているわけではありませんが、アメリカでの経験から「バスフィッシングはボートで行うもの」という考え方を強く持っています。

彼の主張は、バス釣りを通じて地域の活性化を図るためにはフィールドにお金を落とす必要があるというものです。レンタルボートを利用することでお金が地元に入るという経済的な効果を狙っているようです。そのため、田辺さん自身もほとんど陸っぱりはせず、ルアーマガジンの陸王ぐらいしか行わないようです。

・ノーフィッシュを恐れない

田辺さんは「デコを恐れるな」とよく語ります。彼はライトリグをあまり使用せず、自分のマイゲームを貫き通す姿勢を持っています。ノリーズの製品も基本的にはデカくてアピール力の強いルアーが多く、フィネスフィッシングに対しては比較的否定的な意見を持っています。ただし、最近では伊藤巧さんによってフィネスな商品も増えてきており、田辺さんの釣りも変化しつつあるようです。

 

【田辺哲男のテレビ、YouTube番組】

・Go for it!
田辺さんが出演している番組といえば、釣りビジョンの長寿番組「Go for it!」です。この番組は2000年から放送され、現在も18年以上続いています。他の釣り番組と異なり、再撮などを行わず、実際の釣りの様子をそのまま放送するスタイルが特徴です。田辺さんのマイゲームを貫く姿勢が映し出され、多くのファンから支持を受けています。

・BASSFLIX

2021年から、弟子である伊藤巧プロとタッグを組み、YouTubeでの番組『BASSFLIX』を開始。

伊藤選手との対決や、日本各地のフィールドでの釣りの様子を配信しています。

・アカデミーシリーズ

田辺さんは多くのDVDにも出演していますが、特に「アカデミーシリーズ」が大ヒットしました。このシリーズにはハードベイトアカデミーのスピナーベイト、クランクベイト、トップウォーター編、カバーゲームアカデミーの4本があります。どれもバスフィッシングの基本が詰まった名作であり、自分の釣りスタイルを確立したい人には必見の作品です。特にスピナーベイトのアカデミーは優れた内容です。

 

【まとめ】

今回は田辺哲男についてまとめました。彼はストロングなフィッシャーマンですが、ただ単にデカイルアーを使っているわけではありません。確かな理論と根拠を持ち、自身のマイゲームを貫いています。

2018年のタバコポイ捨て問題もありましたが、彼はバスフィッシングの第一人者としてアメリカで学んだ知識を日本へ広め、バス業界を牽引しています。今後も彼の活躍に期待したいですね。