シルバーヘアが渋く「いい歳の取り方をしている」と評判んの吉川晃司。
そんな吉川晃司さんは、若い頃は若い頃で今とは違ったカッコよさを持っていました。
当時、最先端のスーツやサングラスを着こなし、日本の男性アーティストのファッションにも影響を与えていました。
そんな吉川晃司さんの若い頃のファッションや、現在のスタイルをどう確立したか、などについて解説します。
もくじ
【吉川晃司のプロフィール】
本名:吉川晃司
生年月日:1965年(昭和40年)8月18日
身長:182cm
出身地:広島県安芸郡府中町
最終学歴:修道高等学校中退
所属事務所:株式会社アクセルミュージックエンターテイメント
【若かりし吉川晃司。幼少期は千葉真一に憧れていた】
・幼少期のスター
吉川晃司さんが幼少期に心酔していたのは、なんと日本の2大アクションスター、千葉真一さんと倉田保昭さんでした。彼らの豪快な演技に憧れ、自身もそんな勇ましい男性になりたいと思っていたと言われています。想像するに、彼は極めて活発で元気な少年だったことでしょう。
その後、運命のように彼の夢は現実のものとなりました。2006年に公開され、千葉真一さんと倉田保昭さんの共演が話題を呼んだ映画「マスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝」に、吉川晃司さん自身が音楽面で参加。映画への楽曲提供という形で、かつての憧れの人々と同じ作品に名を連ねることができました。
「『マスター・オブ・サンダー決戦!!封魔龍虎伝』(2006)観た🎥日本が誇るアクションスター千葉真一さん倉田保昭さんの競演が売りの作品😅それ以外は戦隊シリーズに出てる若手俳優さんでよく分からなかったなぁ。あとBGMに吉川晃司さんと特撮の楽曲が使用されていたので沸いた😉」 (@tooru860431)
自分が子供の頃に尊敬し、夢見ていた人々と一緒に仕事をするという経験は、吉川さんにとって大きな誇りだったことでしょう。
・水球との出会い
さて、彼の少年時代は活発なものだったようですが、そのエネルギーは高校時代にさらに輝きを増し、スポーツ界においても頭角を現しました。
吉川さんは世界ジュニア水球選手権の日本代表として活躍。
2年連続で全日本高校最優秀選手に選ばれるという快挙を成し遂げ、さらに海外遠征にも名を連ねました。
この水球選手としてのキャリアは、中学時代に始まったそうです。
少々ユニークなエピソードが残されています。
当時、吉川さんはサッカーに興じていたのですが、ある暑い夏の日、誰もいないプールサイドで水着を見つけてしまいます。
その水着を勝手に着て泳ぎ始めたところ、突如水泳部の主将が現れ、「お前何しとんじゃ。今日から水泳部な。」と告げられました。
無理矢理水泳部に引き入れられた結果、彼の才能が開花し、日本代表選手にまで昇り詰めることとなります。
しかし、そこには微笑ましいエピソードもありました。
水泳によって鍛え上げられた吉川さんの体型は逆三角形になり、これが男子トイレのマークに似ていたため、「便所マーク」を略して「便所」というあだ名で呼ばれていたそうです。
誰もが羨む素晴らしいスタイルでありながら、少々恥ずかしい思いをしたこともあったのです。
とはいえ、そのスポーツで鍛えられた抜群のスタイルは、後にロック歌手として輝く彼にとって、大きな魅力となりました。
【デビュー当時は派手なスーツとサングラス!】
吉川晃司と言えば、その個性的なスタイルが印象的な一人です。
・スーツへのこだわり
彼が初めて音楽界に足を踏み入れたときから、ピンク、レッド、パープルといった色彩豊かなスーツを身に纏い、彼のファッション感覚に敏感な当時の青年たちは瞬く間にその魅力に取り込まれました。
しかしこのスーツはただの流行に乗ったものではなく、吉川さんにはそれなりの思い入れがあったのです。
それは彼が高校生で水球選手だった時、ジュニア日本代表としてイタリア遠征を果たした際に、世界的に有名なブランド、ジョルジオ・アルマーニと出会ったからです。
当時、アルマーニはライバルであるイタリア代表選手たちをフィーチャーしたカタログを作成していました。
そのカタログには、日本の選手たちとは比べ物にならないような体格の持ち主がアルマーニのスーツを自在に着こなす姿が掲載されていて、それは吉川さんにとって大きな衝撃となりました。
それ以来、彼にとってスーツはただの衣装ではなく、特別な存在となったのです。
彼のデビューシングル「モニカ」リリース時、そのカラフルなスーツ姿はすぐさま吉川晃司のトレードマークとなりました。
当時は肩パッドを入れてスーツを着るのが流行でしたが、水球で鍛え上げられた彼の肩幅は十分で、肩パッドは必要としませんでした。
その逆に、カーディガンを着ると肩が強調されてしまい、「リラックスした雰囲気にならない」とも言われていたようです。
・サングラスへのこだわり
そして、吉川晃司と言えば、彼のサングラスが忘れてはならない一部です。その中でもポルシェの5620というモデルが特に有名でした。
この特異なデザインは、当時としては未来的で、彼の高く引き締まった鼻筋ととても相性が良かったのです。
しかし、このサングラスを掛ける理由には少し意外な背景がありました。
実は彼は自身の目の形にコンプレックスを抱いており、それを覆うためにサングラスを頻繁に着用していたのです。
また、そのサングラス姿があまりにも有名になり過ぎた結果、プライベートで変装しようとしてもすぐに見破られてしまうという皮肉な状況も生じていました。
【吉川晃司の2023年現在。銀髪がカッコよすぎる!】
吉川晃司さんは、2023年現在、58歳ですが、そのカッコ良さは健在です。
歳を重ねることで逞しさが増した彼のスタイルは変わらず、シルバーヘアが非常に似合っています。
その風格には年齢を重ねるほど増していく味わい深さがあり、まさにイケオジの代表格とも言えるでしょう。
吉川さんのスタイルを称賛する声がSNS上でも見受けられます。
「ロマンスグレーって言葉もとても似合う品を漂わせている…」というコメントが寄せられるなど、彼の持つ洗練された魅力には多くの人々が引き寄せられています。
彼は音楽活動だけでなく、俳優としても活躍しており、2023年現在もその活躍の場は広がり続けています。
これからも彼の魅力的な姿を音楽や映画、ドラマを通じて見ていきたいと思います。