美輪明宏:2023年現在の動向。結婚歴や三島由紀夫との関係、脳梗塞との闘病、元俳優の養子について

シャンソン歌手から俳優、タレントへとその才能を広げてきた美輪明宏さん。

2023年現在も、メディアへの出演やインタビュー、人生相談の回答など、活動は多岐にわたります。

結婚はしていないものの元俳優である養子がおり、過去には三島由紀夫との関係についての噂がありました。

さらに、脳梗塞という病気との闘いについても詳しく紹介します。

 

美輪明宏のプロフィール

本名:丸山明宏

生年月日:1935年5月15日

身長:161cm

出身地:長崎県長崎市

最終学歴:国立音楽大学附属高校中退

所属事務所:オフィスミワ

 

美輪明宏:2023年現在の活動

2023年、88歳を迎えた美輪さんは、今もなお多彩な活動を続けています。2016年からはNHK教育テレビの「にほんごであそぼ」で、お日様のキャラクター「みわサン」役で出演中です。

また、朝日新聞の土曜別刷り「be」の人生相談コーナー「悩みのるつぼ」では、回答者として活動しています。

仕事や家庭生活、人間関係などさまざまな悩みを抱える読者のために、厳しくも愛のあるメッセージを伝えてきました。
読者の悩みに寄り添いながらも、自身を省みるよう促す美輪さんのアドバイスを読むと、背筋が伸びる気持ちになりますよ。

波乱万丈な人生を送ってきた美輪さんだからこそ、あらゆる悩みに的確な助言ができるのですね。

 

美輪明宏:結婚歴なし、三島由紀夫との関係は?

多くの恋愛に関する悩みに向き合ってきた美輪さんですが、自身には結婚歴がありませんでした。

ただゲイである美輪さんの彼氏として名前が挙がったことがある男性がいます。
1968年に初演された主演舞台『黒蜥蜴』の脚本家である三島由紀夫です。

三島はシャンソン喫茶「銀巴里」の専属歌手だった美輪さんの美貌を絶賛し、交流を重ねていました。
映画版の『黒蜥蜴』では、主演の美輪さんと、蝋人形役で出演した三島がキスシーンを演じています。

プライベートでも親しく交流していた2人を、世間の人々は愛人同士だと認識していました。
しかし美輪さん自身は、三島が彼氏だったことを否定しています

かつて三島は美輪さんに対して「君には95%の長所があるが、5%の短所が長所を吹き飛ばしている」と言葉を掛けました。 5%の短所については「俺に惚れないことだ」と語っていたそうです。
それに対して美輪さんは、「尊敬する人には、恋愛感情を持ちません。
尊敬できる人は、あくまで尊敬できる人」と返しました。さらに彼氏にしたい男性については「気の毒で、陰のある人」と続けました。

すると三島は「雨の中、帰って行く俺の姿は、かわいそうだぞ」と答えたそうです。
すました態度の美輪さんに対して、三島の方がアタックしているように感じられるやり取りですね。

妻がいながら同性愛者だったとされる三島は、きっと美輪さんに惚れていたのでしょう。

その気持ちを間接的に表現しながら、知的なやり取りを楽しんでいたに違いありませんね。

 

美輪明宏:脳梗塞との闘病

以下からは美輪さんが病気を患ったという情報の詳細を見ていきます。

2019年に自宅で作業中、突然ろれつが回らなくなり、病院でMRI検査を受けることになりました。

検査の結果、軽い脳梗塞だと判明します。
脳梗塞は脳の血管がふさがり、脳細胞に血液が届かなくなった結果、さまざまな障害が生じる病気です。

症状はさまざまで、箸が持てなくなったり、口が片方下がってしまったりすることも。

過去にはMr.Childrenのボーカル・桜井和寿さんも罹患しているこの病気。
年齢に関係なく発症するようです。

美輪さんの場合はうまく言葉を話せなくなってしまいました。
10月から出演予定だったシャンソンの全国公演をすべてキャンセルし、1週間の入院生活を送ることになります。

ただ早期に検査・治療を受けたおかげで、3か月後には無事に仕事復帰を果たしました。
翌年にトークバラエティ番組「徹子の部屋」へ出演したときには、元気な姿を見せてファンを安心させています。

復帰に際して「私は、不死鳥のようによみがえります」と語っていたそうですよ。
神秘的なオーラに包まれた美輪さんが、永遠の命を持つ不死鳥に自身を例えると、妙に説得力がありますね。

病気には気を付けて、これからも元気に過ごし続けて欲しいです。

 

美輪明宏:元俳優の養子

美輪さんには「不死鳥のように」いつまでも生き続けて欲しいですが、しっかり終活を行っていることがわかりました。

2013年に「週刊文春」誌上にて、養子がいることを明かしています。

養子は1970年代、17歳の頃に美輪さんの付き人を務めていた男性です。
当時は劇団文学座附属演劇研究所の研究生として、俳優を目指していた人でした。

眉毛が濃く、はっきりした目鼻立ちを持つ二枚目で、俳優の神田正輝さんをもう少し堅物風にしたような雰囲気の人だったそうです。
普段はとても寡黙で、美輪さんの身の回りの世話を黙々とこなしてくれる人でした。
俳優としては1978年のNHK大河ドラマ『黒蜥蜴』に出演しましたが、数年後に引退。

その後は美輪さんの付き人に専念し、美輪さんの事務所「オフィスミワ」の社長となりました。男性は元俳優の藤堂貴也さんと推測されています。
美輪さんは長年、小道具や衣裳の手入れまで、必要な雑務をすべて行ってくれた藤堂さんの恩に報いたいと考えました。

そこで養子縁組をして、推定数十億円の遺産を彼に相続させることにしたのです。
藤堂さんはきっと、長年の苦労が報われて喜んでいるに違いありません。

美輪さんも恩人に報いることができて、心底ほっとしているのでしょうね。